健康アラカルト(105)語呂合わせ

2021年 1月 1日
院長 大石 孝

再び、長屋から・・・

八つぁん「おい、熊さん。ちょっと聞いてくれよ」

熊さん「なんだい、新年早々しけた(つら)しやがって。」

「うちのかかぁが俺のこと、『あなたから もらったものは 名字だけ』
なんて川柳を当てつけがましく言いやがるんだ。」

「確かにおめぇ、金もなけりゃ、おつな道楽があるわけでもなし・・。?
大体おめぇ、苗字なんてないだろう!」

「現代の設定だから、苗字はあるの!」

「しかし、おめぇのかかぁが川柳をやるなんて、いい趣味持ってるな。 」

「悔しいから、川柳で言い返してやろうと思ったけど、何も出てこない。」

「じゃ、ご隠居に習ったらどうだ」

ご隠居「何を騒いでおる。」

()()云々(しかじか)・・。」

隠居「ふむふむ、八つぁんよ、道楽があると、人生の幅が広がるというもんじゃ。
特に年を取って、かみさんにもしものことがあった時、
何もないとつまらんぞ。」

「今からじゃ、何も覚えられないし、どうしたらようがす?」

石庵「いやいや、何才からでも遅いということはないぞ。」

隠居「スポーツ、音楽、旅行、映画、読書、囲碁将棋、俳句川柳、料理、
釣り、神社仏閣参り、ペット、ダンス、カルタ、相撲、歌舞伎等々、
いくらでもあるが、ただ、好きなことじゃないと続かんからなぁ。」

「じゃ、とりあえず、数字の語呂合わせはどっ~す?」

隠居「??人の言うこと何も聞いてないな、この男・・。」

「例えば、634は何と読む?」

「分かった!むさし。」

「正解。じゃ783は?」

「悩み」

「今度は難問。78300110456は?」

「なんじゃそれ?」

「悩み多い年頃。」

「かかぁの料理は0141。」

「あぁ、“美味しい”ってことか。」

「そんなわけで、今年も4649。」

「あっ、“よろしく”ってことね」

「じゃ俺からも。おめぇはいつも96071。」

「おっと、“苦労ない”ってか。やるね」

隠居「じゃわしも最後に1つ。今年は56771でいこう、うっしっし~。」

「なるほど!“コロナない”。」

「そんな(うし)年であってほしい。」

aracarte105