日本の食卓に欠かせない食品の1つがナス(茄子、ナスビとも言う)である。原産地はインドで、8世紀頃、中国から日本に伝わったと言われている。食べ頃の季節は6~9月である。
ナスにはカリウム、葉酸、ポリフェノール等の栄養素が含まれる。カリウムは利尿効果があり、尿が排出される時、体の熱も奪うので体の内側にこもった熱を排出する効果の他、体から過剰な塩分を排出する効果もあるため血圧も下げ、血圧が下がると全身の血液の流れがゆっくりとなるため、体温が上がりにくくなる。葉酸は「造血のビタミン」と呼ばれ、赤血球が作られるのに欠かせない栄養素で、細胞が分裂する際にも必要とされ、赤ちゃんの細胞分裂が盛んな妊娠中に欠かせない栄養素でもある。皮に含まれるアントシアニンというポリフェノールは、抗酸化作用があり、免疫力の維持や老化防止に役立つ働きがある。美肌のためにも欠かせない栄養素で、とくに夏は紫外線の影響で肌へのダメージが大きいため、意識して摂りたい栄養素である。
ナスを使った料理はバラエティに富んでおり、例えば、ナスの煮浸し(写真上)、ナスの田楽(写真中)、ナスのチーズ焼き(写真下)等、どれも美味しそうである。
ここでなぞなぞです。①ナスがない時にいう英語は?→nothing(ナッスィング)!②ナスが大好きな仕事といえば?→ナース!③ナスをそのままにしておくことを何と言う?→なすが(の)まま??
次は真面目な問題。初夢に見ると縁起がいいとされるものは?→ 一富士・二鷹・三茄子。 富士山は「不死」、鷹は「高い」、茄子は「成す」という意味を指すので、縁起が良いとのことである。
今回はこういうはなす(話)で終わり!