健康アラカルト(17) 大腸がんは増えている

2006年 3月1日
院長 大石 孝

大腸がんは増えている。
日本のがんの部位別死亡率でも、女性では胃がん、肺が んを抑えてなんと第1位になっている。男性の方は第4位だが、死亡の絶対数では 女性より男性の方が多い。小院でも胃がんのおよそ2倍の毎年20例前後の大腸がんが発見されている。

原因は食生活の欧米化にあるといわれている。動物性脂肪の食べ過ぎ、アルコール、低繊維食の他、便秘、運動不足が危険因子である。自覚症状はないことが多いので、50歳以上の人は、無症状でも大腸がん検診を受け ることが大切。血便、便秘、便の性状が変化した人は、一度は大腸の精密検査を受けることをお勧めする。

自分はだいちょうぶなんて言わずにね。