健康アラカルト(20) 海外旅行も備えあれば憂いなし

2006年 9月1日
院長 大石 孝

最近は、団塊世代を中心に海外への渡航者が増え続け、それに伴い、海外での死亡、病気の数も増えている。
病気がある人は簡単な英文診断書を持参すること。 常備薬も忘れずに。

機内では血液中の酸素濃度が下がり、脱水気味になるため、 肺や心臓に病気を抱える人、血栓症の人は、病気の悪化やロングフライト血栓症 を引き起こすので要注意。対策は、水分をとり、適度に足を動かすこと。

時差ボケ対策は、旅行前に十分睡眠をとり、現地では朝の外光を30分以上浴び、仮眠をとること。現地での感染症にも注意。生ものの飲み食いはせず、うがい、手洗いの励行。事前に必要な予防接種を行っておくこと。高地では高山病に要注意。 利尿剤の一種が予防に有効。

いずれにせよ、 余裕をもった旅行スケジュールを立てて下さいね。
海外旅行も備えあれば憂いなし。

最後に謎解き一題。海外旅行 と掛けて、危険な道路と解く、その心は、アブないロード。チョット、苦しい。