健康アラカルト(26) 新型インフルエンザの話

2007年11月1日
院長 大石 孝

そろそろ、インフルエンザの季節。今回は、新型インフルエンザの話。

まだ出現していないが、これから高い確率で出現し、あっという間に全世界に大流行するといわれているインフルエンザである。

現在、鶏の間で散発している鳥インフルエンザはまれに人にも感染するが、まだ、人から人への感染はない。この鳥インフルエンザウイルスの性質が突然変わることにより、人から人への感染が起こるようになるのが新型インフルエンザである。

過去の例でも、同じ機序で出現したスペインかぜは、全世界で4000万人もの命を奪ったという。日本でもし流行したら約2500万人が感染するといわれている。そうなったら、日本全体がパニックになる可能性が高い。

まだ、ワクチンは試験段階で、感染防御は、うがい・手洗い、マスク着用、外出手控え等しかない。
行政の事前の準備と 1人1人の冷静な対応が必要になる。

「鳥のかぜ どうか来ないで コケケ(コ)ッコウ」 おそまつ!