健康アラカルト(28) STDの話

2008年 3月1日
院長 大石 孝

今回は、性感染症(STD)の話。

STDの代表的な病気には、性器クラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒、エイズ等がある。

このうち、性器クラミジアはSTDの中で最も多く、年間100万人も発生している。女性では膣炎で発症することが多いが、一部は卵管炎・腹膜炎を起こし、不妊の原因にもなる。自覚症状に乏しく、不特定多数の相手と性的接触をし、感染が拡大してゆく。

性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、エイズも増加しており、マスコミに大きく取り上げられてはいないが、実は、STDは20~30代の若者を中心に静かに蔓延し、さらに10代の特に女性にも広がっている。若年層の性行動の活発化、STDの危険性に対する認識不足が原因である。

若者よ、よーく考えよー♪、身体は大事だよー♪、もっと性感染症に関する啓蒙活動が必要である。

この話を聞いたら、もうあなたは、「 静観せん(・・・・)しょう(・・・)!?」