健康アラカルト(40) 低体温症が増えている

2010年 3月1日
院長 大石 孝

本来ヒトの基礎体温(平熱)は36.5℃前後だが、近年、35℃前後しかない人が増えている。

その原因は、ストレスや不規則な生活から来る自律神経の乱れ、夏の冷房で身体を冷やし続けること、夏でも冬でも冷たい物を取ること、 鎮痛剤等の常用などがあげられる。

では、低体温はなぜ問題か?

実は、体温が1℃下がると、免疫力は30%も低下し、病気にかかりやすくなり、基礎代謝は1割も低下し、太りやすい体質になり、体内酵素の働きは50%も低下し、細胞が酸化し老化しやすくなり、癌やウイルス感染に弱くなり、冷え性や生理不順、肌が荒れやすくなるといった様々な問題を引き起こす。

ではどうしたらよいか?

まずは、筋肉を鍛える。筋肉が増えると基礎代謝が増加し、体温は上がる。筋トレ→ウォーキングの組み合わせがよい。 それから、温かいものを取る、生姜や唐辛子を食べる、入浴する、早寝早起きをすること等が勧められる。

ここで、謎解き1題。低体温の人と掛けて、仮面夫婦と解く、

その心は、仲は(・・)冷えている、・・・ひやー。