健康アラカルト(41) 水から健康に

2010年 5月1日
院長 大石 孝

日本の水は、つい20~30年前までは、生水も水道水も安全で美味しく、しかもただ同然だった。

今は、産業排水、生活排水、酸性雨等で土壌や地下水が汚染され、そのため、水道水にも有害物質が含まれ、消毒のための塩素と反応して、結局、別の有害物質を形成し、危険で不味い水となってしまった。

有害な食品を取れば身体に悪いように、有害な水を取れば、同様の結果となる。

残念なことに、水道水は浄水器をつけて飲むか、ミネラルウォーターを買って飲むしかなくなった。

水もコストがかかり、しかも世界中で水の争奪戦が始まっているため、簡単に手に入らなくなる時代が来るかもしれない。人の体の6割は水分でできており、人は水なしでは生きていけない。

なるべく、安全な水(できれば、カルシウムやマグネシウムを含んだ硬水で、アルカリ性のもの)を、寝る前と起き抜けの1杯を含め、こまめに1日2リットル程度、飲むのがよいだろう。

「健康は、水から作り、自ら守る」・・・ということでした。