2011年 5月 1日
院長 大石 孝
ついに起こってしまった福島の原発事故。
さて、今回は、その放射線被曝の問題。
放射線とは、α線(プルトニウム)、β線(ストロンチウム、)、γ線(放射性ヨウ素、セシウム、この2つはβ線も出す)、X線、中性子線などを指し、この順に透過性が強くなる。
この被曝には、外部と内部被爆がある。
後者は、透過性の低い放射線(α線、β線)が体内に入って、特定の臓器に沈着してダメージを与え続ける。
では、どうやって被曝から身を守るか?
まずは、近づかず、避けること。
外出時は、肌を露出せず、ぬれたマスク着用すること。
放射線は、空だけではなく、水、食品や土ぼこりからも侵入する。なるべく同じ性質のものを摂取するとよい。
すなわち、放射性ヨウ素は、海草類(昆布、わかめ、のり)を、セシウムは性質がカリウムに近いので新鮮な野菜を、ストロンチウムはカルシウムに近いので小魚や乳製品を食べる。大豆は、カリウムもカルシウムも豊富に含み、味噌になると、解毒作用、造血作用もあり、放射線に強い食材といえる。
プルトニウムは類似物質なく、マスクで吸入を防ぐのみ。
なんとか、大とうでん(どんでん?)返しが起こらぬものか・・・。