2015年 1月 1日
院長 大石 孝
再び長屋から・・・。
熊さん「また新しい年が明けたなぁ。八つぁん、景気はどうでぇ」
八つぁん「いいわけないよ。」
熊「やっぱしな~。アベ老中が出したアベノミクスってやつがあるらしいがな、
あれゃ、大店ばかりが儲かって、俺ら庶民には全くおこぼれなしだ。」
八「そういや、黒船が来て、幕府とTPP交渉ってやつをやっているらしいよ。
なんでも開国を迫っているとか。」
ご隠居「ほー、よく知っとるな。あれは大問題じゃぞ。
もし、開国となれば、日本の農業も食の安全も医療もみんな崩壊してしまうぞ。」
石庵「そうですとも、ご隠居。私が特に心配しているのは、
世界に冠たる皆保険制度が崩壊してしまうことですな。」
熊「石庵先生、それってどういうこと?」
石「メリケンは、医療に株式会社を参入させ、混合診療を解禁させようとしている。
日本の健康保険は今や財政的にパンクしそうなので、混合診療が解禁されれば、
保険の効く範囲を狭くし、保険診療は最低限に、高度な医療を受けたい人は
自由診療で受けなさい、
その時の為に、民間の医療保険に入りなさいという話
になる。そうなると、皆保険制度は骨抜きになってしまう。
病院も株式会社が運営すれば、過疎地の病院は撤退し、人口の多い所で流行る
診療科のみ医者をそろえ、利益を出すことが第一となる。
これでは、誰でも、どこでも、いつでもかかれる日本の最も優れた制度が崩壊
してしまう。」
ご隠居「メリケンの医療制度はひどいもんじゃ。
最近、日本を真似して皆保険制度を作ったらしいが
内容は全く違うのじゃ。
相変わらず、病気になると法外な医療費がかかり、
結局、治療を諦めるか、
破産したりする人が多いらしい。」
八「いやー、アベ老中に任せてたら、この先どうなることやら・・。
アベノミクスじゃなくて、アベノ
熊「ところで、八つぁん、今年の干支は?」
八「
