健康アラカルト(8) 病気と季節性

2004年 9月1日
院長 大石 孝

病気は、季節とともに出没し変動する。 今回は、病気と季節の関係について。

脳卒中、心筋梗塞は冬に多く、花粉症は春に、喘息発作は季節の変わり目に出やすいことはよく知られた事実。夏は下がり冬は上がる血圧しかり。

これらの変化は、気温や気圧が、ひとの自律神経に作用して起こっている。 冬は交感神経が緊張し、血管が収縮し血圧は上昇する。 逆に、夏は副交感神経が緊張するため、血管は拡張し血圧は下降する。

ひとは所詮自然と調和しているのである。