2020年 1月 1日
院長 大石 孝
再び、長屋から・・・。
八つぁん「平成から令和に変わったけど、相変わらず、
猛暑の夏が多い気がするなぁ。
猛暑だけにもうしょうがないって思ってたけど・・。」
熊さん「それって、地球温暖化ってやつだな。」
八「なんだい、その地球オンダン化ってのは?」
熊「 人間の出した二酸化炭素によって、大気中の熱が地球にこもり、
地球が暑くなるって話だよ。なんでも、南極の氷が溶け、
海面が上がって江戸も水没するらしいぞ。」
八「そりゃていへん、これがホントの難局だ!」
ご隠居「じゃが、その話はうさん臭いぞ。
中世でも今より気温が高い時期があったし、
二酸化炭素が少なかったはずの1900年代前半
から気温が上がり、二酸化炭素が増えた1950年代から70年代は、
むしろ気温が低下しておる(下図参照)。
南極の氷は全く減っておらんし、北極の氷が減ってるというが、
大昔から減ったり増えたりしておるだけじゃ。」
石庵「温暖化の原因は、太陽活動や海流変動など様々あって、
大気中に少ししかない二酸化炭素の影響はほんの一部に過ぎない。
もともと二酸化炭素は植物の成長に欠かせぬもので、
その植物を食べる動物、人にとっても欠かせぬものじゃ。」
熊「へぇ~、するってぇと、なんですかい。
二酸化炭素って、悪者じゃないんすね。」
八「でも、温暖化で異常気象が増えちゃぁいませんか?」
隠居「昔の記録をよ~く見ると、実はその頻度も程度も
たいして変わっておらんのじゃよ。」
石「地球全体の気温もここ100年で1℃程度の上昇でしかなく、
これが人類にどれだけの悪影響を及ぼすのか・・?。
江戸だけ見れば、確かにここ100年で3℃上昇しておるようだが、
これはいわゆるヒートアイランド現象というもので、
二酸化炭素が下手人ではない。」
熊「じゃ、二酸化炭素を減らしても意味がないってことっすね。
確かに、道はアスファルト、建物はコンクリート、
エアコンは使い放題で、これじゃ、気温は上がるはずだわ。
環境老中・進次郎君、よく聞いといてね。」
