コーヒータイム(18) ジム

2014年12月1日
アドバイザー 加藤 洋男

カレンダーの絵が雪景色になった。近年は1年の経過が加速度的に早くなるように感じる。今年の私の出来事は、春から週2回ジムに通い始めたことである。
それまでの運動は1万歩のウオーキングとラジオ体操だったが、なかなか効果が実感出来なかったので、変えてみた。

まずはオリエンテーションで、各所の脂肪率や筋肉量などを測定し、こちらの入会目的である体重と腹囲の減と膝の強化とを併せて勘案してトレーニングメニューを作ってくれる。測定した結果は脂肪率が高く、筋肉量は低い、ともに予想どおりのレベル。
示されたメニューは、ウオーキングマシン、エアロバイク、筋肉トレーニングマシン5台分で、その使い方などの説明を受ける。
カウンセラーから「半年後には効果が出ますよ」と力強い励まし。

いよいよ初日、“意気揚々”とウオーキングマシンに乗ってスタート。しかし、速度設定を間違えてベルトスピードが上がったため転倒!! 両膝など数か所を不名誉の負傷。トレーナーからはマシンと体を結ぶ非常停止装置を付けるように言われる。そんな説明はなかったが・・・・。冒頭から“意気消沈”。
それでも気を取り直して通ううち、まずまずの余裕をもって出来るようになり、マシンごとの回数や時間、負荷重量などを徐々に上げて現在に至っている。
平日・昼間のコースのため大半がシニア。メンバーもほぼ同じで、特に女性が多いが、元気がよくてトレーニングは不要とおぼしき方も多い。 体もさることながら、お口もよく動き、ウオーキングマシンで隣になるとイヤホンからのテレビの音は聞こえない。

約1時間半、汗を流す。時間に制限はなく、その他のマシンやプール、ストレッチ等各種のコースも利用できるが、今のところはこの程度として、心地よい疲労感を感じて帰る。しかし、長年にわたる悪しき蓄積によるあちこちの贅肉は、一朝一夕には解消せず、体重・腹囲への効果はないが、歩数計の活動量が金賞であったり、友人から「鍛えられた歩き方だ」と言われて気を良くしている。

体力・運動能力調査で子供の能力が伸びていないそうで大変気がかりだ。一方、高齢者の体力は年々向上しているそうで、積極的な健康作りの効果であるという。
「健康寿命」を延ばす努力を続けていきたいと思う。

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