コーヒータイム(65)自転車

2022年10月1日
アドバイザー 加藤 洋男

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最近我が家の近くにシェアサイクルの駐輪場が設置された。これは運営会社が各所に駐輪場を設置し、会員登録をすると必要なタイミングで借りて、駐輪場のある場所ならどこでも乗り捨てが出来、使った分だけ料金を払うシステムだ。

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自転車は省エネ、排ガスゼロ、健康増進などで高く評価され、広く積極的に利用されている。近隣への足、レクリエーション、スポーツなどの他、通勤利用も増え、コロナ禍が更に輪をかけている。北欧では通勤利用への補助もあるという。交通機関の乏しい地方の工場に勤務していた時、地元の高校生は男女を問わず自転車通学をしていた。遠い生徒は約20km程の道のりを、暑・寒・風・雨に負けず3年間通う体力・気力は相当なものだったと思う。
 最近は電動自転車を多く見かける。かなりの角度の坂道を女性がスイスイ登る。幼児を乗せてたくさんの買い物荷物を運ぶママさんには必需品の様相で広まっている。多少のエネルギーは使うものの、起伏の多い日本では利用価値が高い。

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自転車は約200年前にドイツ人により発明された。それは木製で足で地面を蹴って走るものだったが、当時の駅馬車より速かったという。その20年後にペダル式がイギリスで考案された。今でも子供自転車の前段階で、よちよち歩きのちびっこがキッズバイクと言われるペダル無し自転車を足で蹴って結構な速さで走っている。私が小学校低学年の頃最初乗った自転車は大人用で、サドルに乗っても足が届かないため、サドルとハンドルの間の鉄棒の下に片足を入れる”三角乗り”だった。今考えると通常の乗り方より難しい気がする。

道路交通法では自転車は車両に分類され車道を走るよう義務付けられているが、危険な要素が多い。欧州では自転車専用道が多くあるが、日本も専用道が欲しいものだ。

時は秋!!「♪・・・握るハンドル心も軽く サイクリング サイクリング ヤッホーヤッホー・・・♪」(1957年「青春サイクリング」小坂一也) 健康増進の秋だ。