2024年4月25日
皮膚科医師
芳川万代
前回は緑茶の様々な効果についてお話ししました。今回は、美味しい飲み方や注意点についてご紹介します。
美味しく入れるには…
緑茶を入れるときはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含まない軟水を使用しましょう。煎茶では硬度が50~100mg/Lの水が最適です。
また、緑茶の種類によって浸出成分が異なるので、入れ方が変わります(下表)
番茶・ほうじ茶
急須はゆすらずにゆったり待つ。濃さが平均するように次ぎ分け、急須の中に茶液を残さないようにする。二煎目は1分くらい浸出する。
煎茶
数人分の時は、一煎目は濃さが平均するように次ぎ分け、急須の中に茶液を残さないようにする。二煎目、三煎目を入れるときは、茶葉が既に開いているのでお湯の温度を高くし、蒸らし時間を短めにする。
玉露
玉露は急須と茶碗の両方を温めておき、一煎目は最後の一滴まで残さず注ぐ。二煎目は一煎目よりもお湯の温度を高めににし、急須に入れてから30秒ほど浸出させ茶碗に注ぐ。三煎目はさらに高い温度のお湯で15秒位で出す
急須はゆすらずにゆったり待つ。濃さが平均するように次ぎ分け、急須の中に茶液を残さないようにする。二煎目は1分くらい浸出する。
煎茶
数人分の時は、一煎目は濃さが平均するように次ぎ分け、急須の中に茶液を残さないようにする。二煎目、三煎目を入れるときは、茶葉が既に開いているのでお湯の温度を高くし、蒸らし時間を短めにする。
玉露
玉露は急須と茶碗の両方を温めておき、一煎目は最後の一滴まで残さず注ぐ。二煎目は一煎目よりもお湯の温度を高めににし、急須に入れてから30秒ほど浸出させ茶碗に注ぐ。三煎目はさらに高い温度のお湯で15秒位で出す
飲む時の注意
緑茶を飲むときに注意するポイントが1つあります。それは1日に摂取する量です。緑茶に含まれるカフェインは、過剰摂取してしまうと、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などの症状が出る恐れがあります。カフェインの1日の最大摂取量は健康な成人で400㎎で、緑茶1杯(200ml)あたりのカフェインは約40㎎です。そのため、1日に多くても6、7杯までにすると良いでしょう。因みに、コーヒー1杯(200ml)あたりのカフェインは120mg、紅茶は1杯60mgです。
飲んだ後の茶殻にも抗菌効果、消臭効果やリラックス効果があるため、だし汁パック等に入れて、掃除や消臭、入浴剤として再利用してみては如何でしょうか。