(21)笑顔の一歩

zuiki

2022年 1月 1日
理事 德田 好美




初空や 一片の雲輝きて日野 卓城

新年あけましておめでとうございます。
 旧年に続き、今年もコロナ禍の中で新しい年を迎えることとなりました。
皆様、この年末年始をいかがお過ごしでしょうか。
 年末のクリスマス行事や忘年会、年明け早々の恒例の行事など、いろいろな催しものが、三密を避けるために出来なかったり、形を変えざるを得なかったりされていることと思います。日常が失われた中での日々のお勤め、ご苦労様です。

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インド、南アフリカや欧米を始め世界を見渡してみると、コロナ禍はいろいろと形を変えて、その”パンデミック”は収まる気配を見せていません。我が国に最も近いお隣の韓国でも同様です。

そんな中で我が国の現状は如何でしょう。皆さんご承知のとおり、昨年三度ほど出された「緊急事態宣言」も撤廃され、あちこちの繁華街もようやく活気を取り戻しつつあるようです。つくづく実感するのは、特に行政の厳しい規制があるわけではないのに、町行く人の全て(私が出会う人の100%)がマスクをしているという事実です。他国では逆らったり暴動を起こしたりする地方もあり、法律で定めたり罰金を科したりする国が多い中で、わが国では<他人(ひと)の為、己の為>と、宣言解除後も全ての人が至極当たり前のこととして自然にマスクをつけている姿を見て、常識レベルの高さを今更のように感じとる次第です。

実態としては、終息にはまだまだ時と努力を要するでしょうが、初空の向こうに希望の一年が輝いていることを信じて、笑顔の一歩を踏み出しましょう。