2025年12月1日
アドバイザー 加藤 洋男
男性の散髪は以前では理容院が当然で、美容院は女性専用だった。ところが最近は男性の美容院利用が増え、半数以上が美容院派で特に若者層ではその比率が更に上がり、理容院派はほぼ高齢層に限定されそうな様相という。私は後期高齢者で当たり前のごとく理容院を利用しているが、確かにその場で若者と出会うことはまずない。

それぞれの特徴は、美容院はオシャレなイメージで、要望を聞いて流行を入れたカッコよい髪型にしてくれる。理容院は剃
刀が使えるのでさっぱりして気持ちがよいという。
私は散髪、シャンプー、マッサージ、顔そりなどの小一時間は途中のうたた寝を含み気持ちが良く至福のひと時だ。終の
棲家に来て以来通っていて、かれこれ四半世紀以上になる。近くに住む中学生の男子の孫2人もお世話になっているせいか、親娘で営むお店から大変感謝されている。(孫が高校生になったらどうなるのだろうか?)
500mに満たない商店街の大半は店主の顔が見えないチェーン店に変わってしまったが、理容院だけは3軒も残っている。更に駅近くには格安簡易理容店もあり、老婆心ながら経営は大変と思うが、永続きされることを願っている。

理容院は明治維新による文明開化の折から広がったようだが、その名称は床屋、理髪店、散髪屋、理容室(院)、メンズサロン、バーバーなどいろいろに呼ばれる。
童謡に北原白秋作詞の「あわて床屋」があり「春は早ようから・・・・チョッキンチョッキンチョッキンな♪」のようにのどかに歌われた。西洋でもイタリアの作曲家ロッシーニのオペラ「セビリアの理髪師」がある。シリアスでなくコメディーオペラで、その中の序曲は、日本でも小曲としてよく演奏され多くの人が耳にしたことがある。床屋さんは洋の東西を問わず、親しまれる存在だったようだ。
今年もあと1カ月。年末までには頭をさっぱりし、来る午年の新年を健康に迎えたいものだ。